造形活動の本質を考える(是非ご覧いただきたいサイト千里敬愛幼稚園)
2006年 12月 29日
中には年中さんの作品でクレヨンで縁取りをし、そこからはみ出さないようにていねいに肌色を塗らされているものもありました。顔が四つ切り画用紙に大きく描かれていましたから、子どもはたいへんな作業を強いられたことになります。
絵の具だけで描いて素晴らしいものもありました。これは先生の指導入り過ぎではないかという疑問の声がありましたが、誤解です。線の太さ、線のかすれぐあい、筆の勢いから判断したらある程度わかることです。
さて、では、どんな指導がよいのでしょう?
実はぜひ、ご覧頂きたいサイトがあります。「 千里敬愛幼稚園」です。
幼児の今を大事にその力を十分発揮出させれば、こんなに描くのだなあということがご理解いただけるでしょう。しかし、千里敬愛幼稚園は、素晴らしい作品を描かせることを目指しているわけではありません。そこがとてもとても大事なことなのです。
☆千里敬愛幼稚園の「保育者への質問の「造形」の部分をクリックしてください。
☆ 千里敬愛幼稚園の「ギャラリー」
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☆自由にしても描けますよ
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☆ KID' S ART LABO←保育士の方には是非読んでいただきたいです。もちろん他校種の方々にも強くお勧め。
この人たち僕なんかよりよっぽどアーティストだと
思うほどものつくりをしていますね。
その使命感たら。。。
子供が書いたの?描いたの?作ったの?
そして全国なんたらか~コンテスト金賞・入賞が
たくさん壁に貼ってあります。
親を意識し見せるため作業が多すぎるのかな。
たいへんなんだろな~。
yumemasaさんのところにお邪魔できてから
いろいろ考えることいや、やらなくてはと思うことが
少しは見えてきたかな。そんな感じで今年の良き出会いでした。
来年はもう少し行動に移せればと思います。
後2006年はもう僅かですね。
よい年をお迎えください。
私もこの出会いがうれしいです。近くに住んでいたら、お会いしていただろうなあなんて思います。これからもどうぞよろしくお願いします。
良いお年を!
ところで描画ツアーを多くの教師に見せたいなあ。もう研究発表とかじゃなく、ビデオ見て、どう思う?って聞いた方がいいかも。
で、小学校も中学校の教師もその延長上にそれぞれの教育があるってこと、そこを考えたら、素晴らしい研究になるだろうなあ。
とにかく美術教育の本質を追究するなら幼児教育のことを知らないといけないなと増々思う山崎でした。
自分ではなかなかふりかえってみるのは怖いのです。なにしろ、編集なしの、しかもそのときそのときの出たとこ勝負の発言の積み重ねですからね。言葉や内容の吟味もありません。
でも、そこが僕にとっても大変な緊張感をもたらしてくれるんです。
一種のライブの感覚だと思います。
こういうことは、本当は指導者自身がやらなければと思うし、できるようにならなきゃ!って思います。
それは小学校でも中学校でも同じで、文科省の奥村先生もやっておられるように、子どもの絵の前で語り、伝えられる教師になりたいモノですね。
子どもの絵の前で語るってのは、子どもの心や頭の中で何がおきているのかを知ることでもありますよね。これは私の今年のテーマですが、この見方を多くの教師とともにもっとしっかり出来るようになりたいと思っています。
子どもの絵やその時の行為を通して子どもを語ることが大事なことですが、いまだに「こう指導したら、こういう作品が出来ました」って子どもを語らず、作品のできばえを語ることが多いと感じています。
大橋さんと出会い、奥村さんのお話を伺い、共感することの何と多いことか!
大橋さん、描画ツアーは画期的な取り組みです。語られる内容、想像できます。ヒューマンなんだろうと思います。
先日気乗りっしなかったのですが、子どもの絵の審査をしました。そこでこのままではいけないと思ったわけです。あー、この場で大橋さんもいてくれたらいいのになあと思ってしまいました。
幼稚園の先生にKIDS ART LABOを見るようにすすめておきました。
なかなか、人に見せるほどの自信はありませんが、一度整理してまとめてみようと思っています。そのときは、真っ先に山崎さんのところに送りますね。
楽しみにしています。…と書いたものの大橋さんそんな時間あるのかなあ。いや、この仕事は価値ある仕事であると確信しています。