感じることは違うんだなあ

 今回弟と山に登ってつくづく思ったこと。同じ景色を見ても感じることは違うんだなあということ。
 弟は景色を見ながら下りのスキーのためのルート等を主に見ています。私は景色がいいなあーと思っています。
 お互いに話しているうちに景色の見え方が変わってくるのです。これがまたおもしろい。
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 鑑賞の授業でも同じことがいえます。だから対話による鑑賞はおもしろいのです。鑑賞は自己を投影しているともいえます。しかし、同時に他の人の感想を聞いて、見方が広がったり、他の人の個性を感じたりします。

 鑑賞は自己理解・他者理解を深めていくことになります。これって人と人がうまくかかわっていくのにも大切なことですね。
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 ちなみに弟のスキーはテレマークスキー、私は山スキー、道具も違うし、滑りも、山の楽しみ方も違います。

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同じ景色を見ていても…

スケッチを楽しむ
Commented by masaji-tsuchiya at 2007-01-07 11:19
夏の北アルプス・剣御前までスキーかついで登って、雪渓で
滑ったことがあります。もう20年も前のことですが・・・。
雪はガチガチで、岩にぶつかったら死ぬよ!と脅されました。
山では、生命を実感させられましたね。
Commented by yumemasa at 2007-01-07 18:28
ガチガチの雪と岩、最高に恐いですね。それ脅しじゃなくて事実ですね。そんな状況では滑落でもしたら止まりませんから。今回も転倒して痛いめにあいました。雪の状態がガチガチではないので、死の危険は感じませんでしたが…。
今度会ったときは一緒に酒でものみたいですね。
by yumemasa | 2007-01-06 08:53 | 鑑賞教育 | Comments(2)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明