「頑張れ図工」図工の時間を増やすための署名は2月9日まで!
2007年 01月 07日
(このことが朝日新聞社会面一面に掲載されていることを福島の小野さんや「つくること みること かんがえること」を通して知りました。元気の出る情報ありがとうございます。)
昨年はテレビ「トコトンハテナ」で図工のことが話題となり、雑誌では日経KIDSで、そしてやっと新聞でもこのようなことが取り上げられました。
昨年の国会のテレビ中継でも、例として美術の時間数が少ないことについて具体的な授業時間数を述べながら小泉顕雄議員が意見を述べてくださいました。
さて「がんばれ図工の時間」の署名活動は2月9日までとなっています。やれることをやるしかないです。ブログを読まれているみなさんも主旨に賛同いただけましたら、ぜひ署名のほうをお願い致します。ネット上で可能です。
数の論理だけではという限界もありますね。署名を提出するときにどんな付帯意見を出すかがポイントだろうと思います。本当なら付帯意見が先に公開されているとよいのですが…。どの教科も時間数増をしてほしいでしょうし。やはり教育をトータルで考えたうえでの意見が説得力を持つのでしょう。
ただ、このようなアクションをとったことによって、新聞で取り上げられたという意義はとても大きいでしょう。
札幌で取り組んでいる全道造形教育研究大会・札幌大会の「研究の成果」がまとまったら関係機関に送付されるようですから、こちらは現場からの声ということでとても貴重なものになると思っています。
本当は「美術」も加えてほしかったのですが…。ただ中学校については昨年の文部科学省の審議経過報告への意見を出す取り組みによって主な意見の中で、「芸術科目は豊かな情操の育成を担っており、その選択科目化や時数の削減は不適切。」ということが示されています。
高校の芸術教科の教員配置につても課題が残っています。
《関連記事》
☆ 「がんばれ図工の時間」で署名を!
☆ 図工の存在理由←日経Kidsから
☆ 待っていました!こんなテレビ番組を!←トコトンハテナについて。なお「教育美術」1月号ではこの「トコトンハテナ なんでこの絵が金賞なの?」に関する座談会が特集として組まれています。
☆ 「選択科目化や時数の削減は不適切」←中教審教育課程部会で「音楽、美術を選択制にしてもよいのではないか。選択で選ばせて倍の時間を行うのはどうか。」(05年7月)という意見が出ていて、これに対してのアクションは長い道のりでした。
☆ 小中学校の授業時間数
《関連サイト》
☆「図画工作・美術教育の大切さを訴える」
☆「つくること みること かんがえること」…「86.4という数字」・「今後参加されるだろう方へ」← 「がんばれ図工の時間」(仙台の参加報告)
☆「つくること みること かんがえること」 図工の時間に思う←朝日新聞の紙面はこんな感じです
なお、この記事については「がんばれ図工の時間」事務局にお知らせしました。
新聞記事はまだゆっくり読んでいないのですが、図工の時間の大切さは自分が小学生だった頃を振り返っても、自分の子どもの様子を見ても、さらにはうちの施設で工作を楽しむ子どもたちの姿を見ても、ひしひしと感じます。
小学生の頃、一番好きな教科書は「図工」でした。うちの子供は暇さえあれば絵を描いて見せてくれます。今、目の前では、雪の結晶を切り絵でたくさんたくさん作っている子供たちがいます。
他の教科が必要ではないという気はまったくありませんが、当事者である子どもたちの気持ちも大切なのではないでしょうか。
そして自然の中になかなか連れだせないでいる親御さんにとっては、自然の中での体験施設の存在意義は大きいと思います。
応援しています。
雪の結晶ですか。まさにワンダーという感じですね。
子どもがつくったり、描いたり、する時間貴重ですね、本当に。自らの感覚や頭や手を使って、この世に新たなものを自ら生み出していくのですから。現代の生活ではますます重要ですよね。
美術教育関係者以外の方からいただけるこのようなコメントは本当に励みになります。