感情を表に出す(その3)

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作品を乾かすためにおいている場面ですが、片付けが終わると、机の周りに生徒が集まってきて、あれこれ話しがはじまります。このようなことをしたことがない2年生は(今年度私が転勤してきたため)、強い興味を持ちます。
 さて、 この授業を通して「感じたこと、考えたこと、発見したこと、身に付いたことなど」ということで感想を書いてもらっています。



・楽しい!!美術があらためて楽しいと思った!!また、こんなことをしてみたいです!楽しい、楽しい、楽しい、楽しい、楽しい!

・美術ってすごいなー。かいてて楽しかったり ホッとしたり 悲しくなったり すごい力があるなーと思った!

・すんごく楽しかった♪パッと考えてかくのがたのしいということがわかった。

・いかに自分のイメージどおりに描くのか、考えることが必要。何をつくりたいかはっきり決めなければ。

・ここで身についたことは考える力や、ふとすぐにかける力がついた。とても楽しくてよかったです。
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・僕はこの作品を作って、短時間で絵を描く力がつきました。
あと、全体的なバランスも上手くできるようになった。
短時間で絵を描くのも楽しいと思った。

・僕はこの授業を受けて、少しだけ色使いが上手くなったと思いました。小学校ではあまり奇麗にできなかったけど、中学校ですごくきれいに描けるようになりました。
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・自分の気持ちを模様や色で表すことができて、とても楽しかったです。
一つの色をただ塗ったのではなく、違う色を混ぜて塗りました。
自分の感情とか思ったことを、ずばっと描けたと思います。
ブルーな感情とか、ハッピーな感じとか、伝わるように描けたかなーと思います。またやりたいです。

・色の塗り方がわかりました。自分の思った色が出来て良かったです。工夫が出来て良かった。集中出来て良かった。一生懸命できて良かった。

・自分の感情、自分が思ったことを絵で表すことが、今回の授業なのかなぁと思った。
チューブから色を直接出して、画用紙の上に塗って、立体感が出て思い通りになった。

・喜怒哀楽を絵で表すのが新鮮で楽しかった。
今回感じたことは、色と模様だけで感情を表すことができる、です。
自分は悲しみを表したけれど、自分の感情をそのまま表したから、案外簡単にできました。

・ちょうど今日はモヤモヤしていたけれど、この絵を描いているうちに、なんだかスッキリしました。楽しかったです。

・小学校の時と違って、絵の具を使うことがすごく楽しくなりました。絵文字の時とはまた違って、こんなのもいいなと思いました。

・パッパと描こうと思って描けたから、すごく頭を使った授業で、出来たときはスッキリしました。
この授業を通して、自分の色々な感情を知ることができました。

・色の濃い薄いもある程度できるようになったので、これからに活かしていきたいです。
この授業でわかったことは、直接絵を描かなくても色だけで気持ちが伝わることがあると思いました。

・短い時間でもしっかり絵が描けるようになることもわかりました。
バランスは大事だなと思いました。同じ場所に同じ色がいっぱいあると、見た目が悪いし、自分のやつはそうなんだけど、大きさ等も考えてやればよかったと思いました。

・この授業をやって、以前より絵を描くのが大好きになりました。最近PCでペイントをしていて、前まではただやっていただけだけど、今ではやりたくてしょうがないくらいに絵が描くのが好きになりました。

・この授業でわかったことは、今まで何かものをその通りに描くのだけが芸術だと思っていました。
この授業で色だけでも十分に表現できることがわかりました。

・みんな、色んな感情を持って生活しているんだなあと思いました。

・気持ちを一枚の紙に表すだけなのに、多くの色を使っている自分にびっくりしました。
色使いが前よりもうまくなったような気がします。バランスのとり方も、色々なところで上手くなった気がします。

・気持ちが描くのがとても楽しかった。色々なことを思い出しながら描けて良かった。今回やったのは、見る人も描く人も楽しめるようなものだった。

《子どもからの感想を大事にしたい》

 子ども自身の学びについてふりかえる場はとても大切だと思っています。その授業にどんな価値があったのか?教師の設定したねらいや題材は本当に妥当だったのか?授業改善のための非常に有効な資料となります。
 このことについては4観点の項目に沿って自己評価してもらうのが妥当なことなのかもしれません。しかし、このように自由記述で言葉で(今回は数分)書いてもらうほうが、むしろ生の声を聞けることが多いと思ってこのような方法をとっていいます。

 生徒には「今回の授業を振返って、そこにどんな価値があったのかも考えて欲しい」とも時々言っています。
 今回の授業等は、特にこの「振返り」が非常に重要だったと思います。中にはただ楽しくやっていたのだけれども、私から振返り、考えることを求められたので、そこではじめて意義や価値を考えた生徒もいるだろうと思っています。級友の感想を聴いて、新たに気がつくこともあるでしょう。(感想は次の時間の最初に私のほうで紹介しています。「わかちあい」の場として。)
 こんな積み重ねが授業改善に役立ち、子ども自身が自ら美術を学ぶ価値を感じていくことにつながっていくと思っています。
  
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感情を表に出す(その1)
by yumemasa | 2007-02-11 14:59 | 美術の授業(山崎) | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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