北海道文化放送UHB「授業削減でピンチ・図工の魅力と可能性」
2007年 02月 26日
「最近の学力向上ムードに押され、今、図工がピンチなんです。授業をのぞくと子ども達の心を育てるヒントがたくさんかくされていました。」というナレーションのあと取材した内容が紹介されました。
この日もまた新たな作品が生まれようとしていました。1年生の授業です。自分のたまごを割ると…
(頑張れ図工の時間のフォーラムの様子を紹介)
なぜ図工の時間は大切なのでしょうか。こんな授業に出会いました。(小学校3年生の本郷新記念館での鑑賞授業)
次から次への溢れ出る相手への思い。 国語や算数の時間では見えない力が響きあった授業でした。子どもの数だけ答えがある。 自分らしさを主張出来る教科 子どものたちの数だけ、可能性を秘めている 学力はどうしても数値で表される、目に見えない力を育てるのは大事なんだとあらためて思いました。学力向上、いじめ…図工にしか出来ないことがある、そんなことも考えてみたいと思いました。
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このように詳しくお知らせしていただけて、嬉しいです。
それにしても、ブログに載せるの、ホントに早いですね!
山崎先生のパワーには感服します。
テレビの特集は、とても素敵な内容の放送だったのですね!
朝刊のテレビ欄にも、びっしりこの特集の内容が書かれていて、
すごい力を入れてもらって居るんだなぁって感じました。
このまま、図工や美術に追い風が吹いてくれる事を願います。
全道大会の研究のまとめも出来上がりそうです。
念校の段階です。
現状の問題点を拾い上げ、肩書きのある方にコメントしていただくというものではなく、実際に現場に出かけて、子どもの姿を見て、子どもの話しを聞いて、確かに感じ取れたことを、言葉を選んで、語っています。
これは「教育の未来を考える」シリーズです。マスコミを通したひとつの提案でしょう。
私は報道関係にこんな方がいらしゃるのを知り、本当にうれしいのです。
「やったー!」と思っています。それにしてもナレーションの中にあった、作品が「生まれる」という言葉や「響きあう」という言葉、鋭いです!
私自身、「現場・家庭・地域・マスコミ・子どもたち」のそれぞれの教育に対する「温度差」がどの程度のものか、実際にはわかりません。自分たちの常識は視点を変えれば非常識かもしれない・・・。そんな中で図工美術の大切さを訴えることに戸惑いを覚えることもあります。
しかし、今回の特集の中で、「広い視野から見ても、図工は大切だ」と、思ってくれるマスコミや、その思いを受け止めてくれる多くの視聴者がいるのだと思うとうれしくなりました。
今回、今校長も「算数や国語ももちろん大事ですけれども…」とお話しされた中でですから。さらに番組では「個性」とか「イキイキ」とかそう言った言葉ではなく、今の子どもにとって大事なものであるということが、よく伝わってきました。ブラボー!です。
そして、こうしてマスコミに対してよい報道の時は「よかった!」と伝えることも大事だと思います。最近は北海道新聞の夕張の美術館の紹介が非常にいいですね。やはり人間にとって「文化」は大事なんですね。
今回のUHBの報道部の方は本当に素晴らしい方でした。子どもの未来を考えた、そんな番組づくりをしています。
逆にそれだけに私たちが美術教育を通してどんな子どもを育てていくのかという発信も大事ですし、また発言にも責任を持たなくてはなりませんね。