高等学校の美術・工芸
2007年 08月 18日
高校での教育活動全体を考えての美術科の果たした役割の大きさに感銘を受けました。


また東京都の高等学校美術工芸教育研究会の研究紀要の中からも具体的な実践などをご紹介いただきました。
昨年度は東京都の高等学校の美術工芸の教員の採用が多く、今後が大切であると話しておられました。
さて佐藤清親先生からいただいた東京都高等学校美術・工芸研究会「研究紀要」をはじめて読ませていただきました。そこで語られていること、それは高等学校独自のものもありますが、他の校種でも共通していることが多いなと実感しました。あらためて連携が重要であると強く思いました。
研究紀要の中で「美術工芸の現状と課題」と題して荒井篤先生が以下の内容でまとめておりました。
1,美術工芸の時間の確保
2,専任と講師、新規採用。兼務の問題
3,教科性の問題
4,系統性の問題
(山崎感想)研究紀要に掲載されている「実態調査」(06年3月現在)をもとに述べられています。なお、この資料により全国の美術専任教員が1016名であること、常勤講師が170名、非常勤講師が519名、兼務専任55名であることを知りました。(ただし、10県分のデータはないので、これより実数は増えます)
兼務専任は2校に所属しているわけです。これは大変なことです。各都道府県によって傾向がかなり違うことがわかりました。これは他地域の様子を知って教育委員会に働きかける必要がありそうです。
また、以下の問題点も指摘されていました。
・教育効果や教育的価値を広く一般に示すことができなければ教科として生き延びることができないのでは?
・各校の校長が美術工芸の必要性を感じなければ…
・他の教科では小中高と系統立てた指導内容が一般にも認知されているのに対し「美術工芸」では、それがない。
こう考えるとこれは中学校でもあてはまる問題でもあります。やはり連携しなければならないです。
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