小学生のための「出前アート大学」
2007年 08月 26日
大人たちが子どものために、こんなことをしてくれるなんて!しかも、図工で!
さらに、その内容をwebサイトではもちろん、ブログ、そしてビデオ、さらにレポートも文書として公開されています。
webサイトには以下のように書かれていました。
多摩美術大学校友会会員には、美術やデザインの現場で活躍するさまざまな分野の専門家がおり、美術の領域における多種多様な知識、情報網を持っています。
美術という文化的資源やネットワークを活かし、社会と芸術文化に寄与することを目的として、出前アート大学の活動を展開していきます。
こどもたちの将来への健全な発育のため、情操教育の一環として、こどもたちに「アートの素晴らしさ」を伝えていくことが美術を志すものとして社会に役立てる活動になるのではないかと考えました。
☆出前アート大学


この「出前アート大学」の素晴らしいところは、出前に行く小学校に訪問をし、しっかり打ち合わせをしていることです。目立たぬことですが、そこにポリシーを感じます。しかもそのプロセスがブログでわかります。
☆多摩美術大学校友会 出前アート大学 ブログ

実は、私は総合学習の担当者として学校に様々な方に講師としていらしていただきましたが、
必ずくわしい打ち合わせをさせていただきました。
そしていつも必ずお願いしたこと。それは講師の方に、本やネットで得られる知識などよりも、講師の方のお人柄や体験談などをたくさん語っていただきたいということでした。
子ども達に素敵な大人にたくさん出会ってほしいのです。
この「出前アート大学」の授業ビデオを見ていて、大人も子どもも笑顔です。時には真剣な表情も。図工が触媒になって心豊かな時間を生み出しているといったらいいでしょうか。
☆tamabi.tv

ビデオの中で大学の先生も子どもに「おじさん」って言われいたり、スタッフとの別れを惜しんで、子どももスタッフも涙ぐんでいるような場面もありました。
出前アート大学を通して、図工の楽しさやおもしろさはもちろん、素敵な大人たちに触れていると思いました。
子どもが知っている身近な大人は「親と学校の先生」です。あとはテレビ等を通して知る大人、ニュースを見ていると悪い大人がたくさん出てきます。残念ながら政治家も会社の社長さんも…それに殺人…。実は世の中には誠実に生きておられる方がたくさんおられる、素敵な大人がたくさんいるってことを知ってほしいのです。そのことは子どもに夢や希望を与えるはずです。
そして確実に図工のおもしろさは伝わるでしょう。
なお、もう一つ。今回北海北海道の小さなまちにいらしてくださいます。ここらでは図工美術の研究会を開催するのもなかなか難しい状況ですから、このような土地でやることの意味は大きいはずです。
実は、このことは多摩美術大学校友会ではこの数年、現場の教師を講師としながら、実際の教育現場の様子についての研修会をしています。これもすごいことです。こうしたことを背景にしながら、この「出前アート大学」があるわけです。
☆8月6日 多摩で美術教育の講演会
最後に、この事業の詳細をwebを通して公開していることもとっても大事なことだと思っています。学校と外部機関が連携しながら子どものために何かしようとするときの参考になるでしょうから。
このことは、多摩美術教育の会の研究会に参加した時に、多摩美術大学校友会事務局の田中麻衣子さんから、教えていただきました。感謝。
こんな人もいるんだ、こんなことアリなのか!?ビックリだったりステキだったり、憧れたり、そうなりたいと思わずとも、それで初めて自分はどうなりたいか浮かび上がってきたりするかもしれない。私は成功者ばかりでなく、失敗してもそこからまた頑張ったプロセスのある人にも会わせたいなあ。人の話を聞いて拾って記録するのってスゴク勉強になると思う(^^)














