教育美術9月号に執筆させていただきました。
2007年 08月 30日
教育美術9月号の「マイベストブック」という特集で鬼丸吉弘先生の「創造的人間形成のために」を紹介させていただきました。他にもいろいろな先生が書かれているものを興味深く読ませていただきました。実は、9月号のお勧めは「オンリーワン美術展」の高野敏先生(埼玉県)の指導された小学校6年生の作品です。今年開催された「図画工作・美術なんでも展覧会」で、特に注目していたものでした。子どもの「思い」とよく言いますが、この「思い」が深いんです。
子どもの「思い」の深さについて、自分の指導はどうなのかと考えたくなります。
あわせて「オンリーワン美術展」はそういう意味でも注目です。
著者の鬼丸先生の講義は学生時代に受けました。と言っても私はまじめな学生ではありませんでした。しかし、幼児教育のあり方については強烈な印象として残りました。もし、このことを知らずして教師になっていたら…。感謝しています。
鬼丸先生の著作では「児童画のロゴス」や「原初の造形思考」などが有名ですが、ここに紹介させていただいた「創造的人間形成のために」は、一般の方が読まれてもよい内容になっています。わかりやすい文章です。
本書の中で鬼丸先生が厳しく批判されておられる間違った指導などはいまだに私もよく見聞きします。簡単に言うならば子どもの絵が大人の絵とくらべて稚拙というとらえ方です。まったく成り立ちが違うにもかかわらず。
いまだある作品主義的な指導。(私もかつてそうあることが指導力と考えていました。)著書の中には「子どもの手を借りた大人の絵」という言葉も出てきます。このような本には珍しく中学生の指導のあり方についても述べられています。美術教育の本質を追求していくうえで、児童画の発達特性についてはどうしても理解しておかなければならないとことですが、そのためにもおすすめの一冊です。(ただ、この発達の特性というフィルターを通してだけ作品を見ることはまた危険を含んではいますが…)
鬼丸吉弘先生の大事な言葉。
「描画は子ども時代の、またとない創造訓練の場である。自発的表現を待たない「指導」は創造の芽を殺してしまう。」
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☆鬼丸吉弘「創造的人間形成のために」
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著者の鬼丸先生の講義は学生時代に受けました。と言っても私はまじめな学生ではありませんでした。しかし、幼児教育のあり方については強烈な印象として残りました。もし、このことを知らずして教師になっていたら…。感謝しています。













