子どもの絵を10倍たのしむ方法 |
なかがわちひろ/著 理論社 2007年11月刊
☆ 理論社←大好きな出版社です。webサイトはぜひご覧ください。本の紹介等ものすごくかっこいいです。

なにしろ、世間からは、あまり理解されていないですから。
これまでも、このような関係の本は多数出ていますが、読んでいての面白さ、わかりやすさはかなりのもの。
出版への配慮もなかなか。それは「何歳頃にこんな感じ」といういわゆる年齢的な特徴にほとんど触れないようにしています。
やっぱり親は比較してしまいがちですから。私の子どもが幼児の時は、本に書いている発達段階より遅れているって思いましたもん。そう思った私は、年齢のことは忘れようと意識しました。
この本に書いてある通り、楽しかったですよー。
小さなお子さんをお持ちの親御さんに、お薦めの本です。
そして美術教育関係者にも。美術教育の価値を「わかりやすく伝える」好例として、見ていただきたいです。




著者の中川千尋さんが、本の中でおすすめの本を紹介しています。たとえば、
☆ 鬼丸吉弘「創造的人間形成のために」
《関連記事〜親御さんにおすすめしたい本》
☆ 音楽力
(追記)
この記事を書いたところ、理論社様から好意的なお返事、さらに、著者のなかがわさんからもメールをいただき、感激しました。
あたたかい方々です。
☆ 子どもの絵は語る
☆ センス オブ ワンダー
このような本が小児科や産婦人科の待合室にさりげなく置いてあったらどうだろう?医学の立場からも「子育て支援」は考えられていますが、さらに多角的に。
*なお、この記事については理論社さまに連絡させていただいています。
*この記事は2008年1月に投稿したものです。
さっそく購入したいと思うと同時に、この本自信、教材になるのでは?と思いました。中学生も、忘れていた何かを取り戻してくれるかも・・・。
親としても、教科研究としても、そして授業の中でも使えますね。というわけで、本当に価値あるものですね。
熊本の西尾隆一さんが、全国大会の鑑賞授業で、子どもの絵の鑑賞をされたんですよ!
事前の授業では、小学校低学年の絵の鑑賞授業をされています。
青木さんの言われる「忘れていた何かを取り戻してくれるかも・・・。」ということも含まれていますね。
ご指名ですか!
「子どもの絵を10倍たのしむ方法」 これいいですね。
私たち大人は何でも知ったような感じにしてますが、子どもたちのアンテナははるかに感度がよいように思っています。時折、自分のアンテナ感度の悪さを思い知ることもしばしばなのです。
私は中学3年に小学1年の絵を鑑賞させていますが、青木さんが言うように、確かに忘れかけているものを子どもたちは発掘してくれます。
とても新鮮なのです。
ps 青木さんのアバター見ました。新鮮でした・・・
妻にも読ませたいと思います。
私も、子どもの絵の鑑賞、やってみたくなりました。
その逆もどうでしょう。つまり、小学生に中学校3年生の作品を見せる。
小中交流学習もできそうですね。
今、そんなことも考えています。
実は11月に学力向上研究を一緒に進めた学区内の小学校長が
美術専門の方です。このチャンスを生かせれば、と、思っています。
西尾先生、アバターですか?ん?ずいぶん前によく分からないまま作った記憶が・・・。あれって、まだ生きていたのですね(汗)
私は入学した中学校1年生になぐりがきや頭足人の絵を見せます。鑑賞というより、知識です。
そして大事なことが一つ。私たちが西尾さんがやられた授業の中でのように、本気で子ども達の鑑賞に共感出来たら、もっともっと楽しくなりますね。
はっきり言ってこのような本はまずは身近な方に紹介していくといいですね。
ブログの中での西尾さんと青木さんのやりとりが、また楽しいな!
中学生が読んでも目からウロコというのもうなずけるので、今度、学校図書館でも入れてもらうように言ってみようと思います。(この時期ですから、もう来年度になってしまうかも知れませんが・・・)
次の指導要領改訂までにやることはこのような普及するような活動です。
ちなみに、私は保育園や小学校に行ってお話しさせていただきましたけど、手応えを感じています。今後も力を入れていきたいです。
このようなコメントありがたいです。なんか得した気分。だって具体的な行動がかわりますから。
家庭科では保育をやりますが、この本は家庭科の先生にも教えることにしました。
幼児の描いている点やストロークがやがて「まる」となる。そうここは本当に変わっていくんだよなあ。この変わっていく様子を親としてみていたいですね。
是非入れて欲しい、と、お願いに行ったら、
「あ、それ、12月中に頼んでありますよ!今、届くのを待っている状態ですよ。紹介文を読んで面白そうだったので買いました。12月が今年度の締め切りだったんですよ~。ちょうどよかったですね。図書館便りにも、先生お薦めだと書いておきますね!」とのことでした。
いや、びっくりしました。
と、いうことで、今年度中に図書館に入ります(^^)
そういえば、美術、好きな先生でした。
調子に乗って、学級通信でも紹介してしまいました。
次の指導要領改訂を考えたら、ここに書いてあるようなことが、世間の常識にならないといけないと思っています。
そういう意味でも青木さんの行動がとってもうれしい、何か、ことが起きる時は結局は一人からはじまりますからね。
同志がいるのはうれしいことです。