簡単にできる鑑賞教育

「鑑賞」は大事です。そのためにやれることは何も大掛かりなことばかりでは、ありません。教材で複製画を購入し、それを校内に掲示するだけというのもよい方法だと思います。予算が無い時は、新聞の日曜版とか古い教科書や資料集を切り抜いて貼ったこともあります。
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4月は子どもの絵がないので、こうして複製画を一気に飾ります。
「あの絵いいなあ」などと思ってくれる生徒が一人でも多く出てきたら、素敵です。それから「あ、あの絵見たことある」って体験は親近感を持たせますし。
 そうそう、中学校のときの山崎少年は校内で見た絵が忘れられません。ボナールの複製画を見て女性のヌードを見て、はじめて美しいと思いました。
 
 とにかく、まだまだ中学校の中には絵が少ないと感じています。学校の中の文化的な環境、大事ですから。

 先日、生徒が絵を囲んで話をしてる姿を見ました。こういう姿、うれしいものです。

手づくりの掲示物

先生、卒業記念に廊下の絵をもらえませんか?

鑑賞教育の必要性

学校内の美術的な環境づくり
Commented by ながたく at 2008-04-20 20:07 x
簡単は大切なことだと思います。
みんなができるみんなでやれる。
だれでもという
そういうスタンスがぼくは、図工科・美術科には必要と思います。
Commented by yumemasa at 2008-04-21 06:22
ながたくさん、お久しぶりです。
私がいま大事にしていることはやはり、わかりやすさですね。
そのためにシンプルであることも大事にしています。
そういう意味でながたくさんの今のブログは、これまでの中で一番わかりやすいなあと思います。
by yumemasa | 2008-04-13 09:35 | 子どもの文化環境 | Comments(2)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明