素晴らしい!小学生の対話による鑑賞授業 |

「MITE! ティーチャーズキット」に続き、今度はDVD。実際の授業をもとにした、上野行一さんや奥村高明さんの解説つきです。目の前の子どもが何を学んでいるのかといったことから、授業のポイントまでわかりやすく解説してくれるはずです。年内に出るようです。

DVDの子どもの姿を見れば、授業が単に図画工作にとどまらず、そこに様々な教育的な価値が見えてくるはずです。そして教室の中にながれるあたたかさを感じることでしょう。


今回、3つのクラス(高学年)で同じ作品を使って授業をしたのですが、そのうちの一クラスで奥村高明さんや上野行一さんが参加しました。
子どもにとってはよく知らないおじさんが授業に入ってきた訳です。奥村さんはジョークを交えながら、アイスブレイキング。
トークをすすめるうちに、驚くような発言も出てきました。
「なんでこの絵について、そんなにも本質的なことを語るんだ!?」って場面が出てきました。

森實さんと奥村さんが子どもの発言に驚いている瞬間です。対話による鑑賞をしていると時にはこのようなゾクゾクする場面に出会います。子どもってすごい!そう感じさせる瞬間です。本気でびっくりです。
けれど気をつけないといけないこともあります。いつのまにか、このようなことを意図的に引き出そうと無理するとうまくいきません。
上野先生は子どもの発言をもとに作品に目をやっています、いつも子どもの発言にうなずきながらですから、こうして「共感」的な態度は、安心感を生み出します。
あたたかな雰囲気になるのです。
子どもの頃にありませんでしたか、発表して「間違ったらどうしよう?」って。あれがないのです。自分が発表したら全てが受け入れられます。場合によっては自分の言った一言が新たな展開を生み出したりします。


☆@MUSEM
↑MITE!ティーチャーズキットを提供している淡交社さんのwebサイト。
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ありがとうございます。
私自身、大変勉強になりましたし、撮影を終えた今、やっと授業での子どもとのやりとりの楽しさがこみ上げてきているところです。
そして、この授業で、子どもたちの発言が止まらないのが、嬉しい悲鳴でした。
私が小まとめをしようとしても、私にしゃべらせてくれない子どもたち。
話したくて仕方がない授業になったのだなと、嬉しくなりました。
たくさんの方々にサポートして頂いた授業です。本当に感謝しています。
山崎先生のコメントも撮影されていたのに、(あ、これって、書いていいのかな?)
緊張していて、あんまりよく聞いていませんでした。
ですから、
DVDの発売が楽しみです。

きっとあそこにいたみなさんが勉強になったのではないかなと思います。うーん、でも柔軟に対応する森實さんも素晴らしかったなあ。
それから小学校の環境(人も含めて)いいですね。
私の話は没になるかも(笑)。


あの時の雰囲気がよりリアルに伝わってきました。ありがたいです。
DVDが、今後どうなって世に出るか、わくわくします。
やはりビデオで見るとグンとイメージしやすいですから。
特に地方では、いろいろな情報が入りにくいですから、ありがたいですね。