
「
子どもと共につくる授業〜エリック=カールをヒントに」という岩手県の片山直人さんからメールが届きました。
「こんな方法があったのか!」と思わずその発想の柔軟さに感心しました。
以下片山さんのメールから引用します。

2月末の学習参観日では、「親子でいろのまほうつかいになろう」と題うって、作品づくりを親子で行いました。
45分だけだったので、途中まででしたが、あの作品がどうやってつくられたかを保護者が知り、実際に体験する機会にもなりました。
同時に、普段なかなか家でもできない「親子の共同作業」を教室でやってもらったのでした。
続きは子どもたちがつくりました。
その作品は、6年生を送る会に合わせて、6年生一人ひとりを動物、昆虫に例えてつくったものです。
そして、「ありがとう」の言葉を添えました。
送る会で6年生にプレゼントしました。
何より、この第2弾は保護者も6年生も喜んでくれたのがうれしかったです。
もちろん、それを見た2・3年生も喜びました。

以上が片山さんからのメールです。図工の授業を通してさまざまなコミュニケーションが生まれています。表現することを通してコミュニケーションできる喜びを感じとれる活動と言えるでしょう。
片山さんは「絵を描くことが、「めんどくさい」「何をどう描いていいかわからない」と子どもたちに対して、「色をつかうことが楽しい」「いろいろな色があっておもしろい」と強く願ってました。
だからエリックカール展に出会った時にピンと来たのではないでしょうか.
その後も同僚の意見を求めよりよいものにしていこうと相談し、絵本づくりでも同僚の力を借りていました。彼自身が子ども達のためにいろいろな方から学びながら授業をつくりあげてきています。研究協議の報告でも謙虚に学ぼうとしていました。
教師自身が自ら学んでいこうとする姿勢がいかに大事な事であるかを示しているように思います。イハートーブの素敵な教師と出会えてうれしいです。