北海道造形教育連盟の本気(うれしい!) |

来年の指導要領改定前にあるこの造形教育の研究発表は重要だと思っています。
さて、今(こん)委員長から「今回の研究の成果」を文部科学省など各方面に意見として送るとのお話がありました。(抗議ではなく、子どもの姿や声、各種データを通して造形教育が大切であることをご理解いただくというスタンスになると思います。)これをできるだけ早い段階でとのことです。川島先生や向井先生がとってきたアンケートも実証的な資料として提出したいことが述べられました。さらに他地区でも同様のアンケートをとってとの話も出ました)
また菅原事務局長からは全国造形教育連盟の研究のことに触れられ、西地区と東地区の共同開催を高く評価していました。この状況下ではいろいろな研究団体が手を携えて行くことの大切さを強調されておられました。全国の造形教育のあり方を視野に入れての研究発表になります。本気です。もう、すごくうれしくなりました。
もう内輪で美術教育の大切さを確認している時ではないということです。
北海道造形教育連盟のHPも今度こそリニューアルします。しかも美術だから絶対かっこよくないといけないとの話もでました。
また研究内容では○○式のように個人名が先に出てくるようなものではなく、子どもにしっかり視点を据えた「子ども式」(楽しいネーミングです)でいくとのことです。
とにかく札幌の本気、北海道の本気を確認できた総会でした。
なお、この総会に先立ってのネットワーク部会ではたくさんの意見が出ました。
熱い会議で、うれしくなっちゃいました。釧路からは免許無しで指導している教師への支援などの具体策を考えていけないとの意見も出されたり…。これは他府県にも共通する課題です。(日本美術教育学会の調査結果からもこの問題は指摘されています。)
会議の中で所沢市のアンケート(三澤一実さんのお仕事)のことや熊本のWEB子ども美術館別館(西尾隆一さんのお仕事)の話も出るなど、情報の共有化も進んでいるなと実感できた場面でした。
2001年に開催された「全国造形教育研究大会・北海道札幌大会」よりもむしろ今回の方が全国大会的な色彩が強いと感じました。
研究会は7月26日・27日の二日間。札幌で開催されます。なお、くわしいことにつきましては「北海道の造形教育を考える」で近いうちに公開します。是非いらしてください。