教育再生? 今の若者、悪いことだけ?学校はダメ? |

こんな素晴らしい若者の姿はマスコミを通しては表に出てこない。
一頃、「運動会は手をつないでゴール」という私も聞いたことがないような例を偉い方々がとりあげ、学校教育を批判していました。(なんと現場を知らないことか!)さすがに昨年の国会で、またしてもこの例を取り上げた発言に厳しい批判があった。
さて「徳育」は教科書で教えるのでしょうか。そう言っている方々にこのような教育現場の姿を見て欲しい。もちろん当日だけでは不十分。それに向けての練習で集団の中で起きるさまざまな葛藤。それを解決していこうとする姿。もめ事も起きます。でも、それを乗りこえてこその当日。それをサポートするのが教師の仕事。もちろんいつもうまくいくとは限らない。当たり前ですが…。
例えば「徳育」の教科書を子どもに読ませて「協力は大事ですよ」「責任を持つことは大事ですよ」。それで通じるとでも思っているのでしょうか。
昔の企業のように自分を押し殺して会社の言うことを素直に受け入れるたり、愛国心を持って、お国のためなら自分の命を投げうつような人材を育てるならば、徳育を絶大な力で推し進めることがよいのでしょうが。
子どもたちは生きています、いろいろな感じ方や考え方があります。そこからスタートします。徳目があって、その徳目のために生きているわけではありません。
子どもの生の姿をじっくり見ないで教育を語るえらい方々にぜひ見ていただきたい。学校現場を。でも見るべきは有名私立などではないです。 (再生会議で視察した最初の学校は有名私立校でした)
普通の公立学校の現場の子どもたちの姿を見て、何を学んでいるか、見ていただきたい。
感性や想像力・分析力を働かせて。数字ではわからないことがたくさんあります。
体育祭を漫然と観ているだけでは、わからないことがたくさんあります。単に一生懸命だとか、運動能力とか…それだけではありません。数字主義とは違います。
学力、学力、学力、徳育、徳育、徳育…
で、このような行事の価値も見直していただきたいなと思います。