美術と自然と教育と

「中学校美術Q&A」と幼稚園、小学校、高校

　中学校の美術教育を充実させるためには　幼稚園、保育園、小学校、高等学校（普通科と芸術科）などとの関連を抜きには考えられません。特に直近の小学校についてのつながりは大切です。ですから、北海道では東良雅人さんが、大阪では大橋功さんが小学校の事例を多く取り上げています。それは中学校美術の授業を充実させる大事なポイントだからです。そして本質が見えやすくなりますから。
　中学校美術の授業を、生徒の学びの姿から考えていくことを大切にしていきたいです。

なお、北海道の発表では「自分の過去の授業を深く反省し、どのように改善してきたか」を発表してくれたり、大阪ではまさに「授業改善」のプロセスを発表してくれたり、とまあ「かっこわるい」部分も出してくれた方もおられ、貴重な発表が聞けました。それらに共通しているのは「子どもの学び」から見ての反省と改善です。

　北海道や大阪でも小学校や高校の先生も参加されて、おられたこともうれしいことでした。

中学校美術Q&A＋日本美術教育学会

「中学校美術Q&A in 岡山」は、日本美術教育学会岡山支部との共催です。「Q&A　in 大阪」では滋賀支部と共催させていただきました。心強いです。そして、ありがたいです。

中学校美術Q&A in岡山 in 岩手 参加受付開始！

指導要領改訂のたびに減らされてきた授業時間。

中学校の「美術」の未来は？

次の改訂で必修教科としての美術をしっかり残すために、何をすべきか？

「中学校美術ネット」は、この問い（Question）に答える（Answer）意気込みで、

授業の質（Quality）を向上させ、

美術教育の価値を伝える行動（Action）を起こす！

２つの意味を込めた「Q＆A」をテーマに研究会を開きます。

「中学校美術Q&A」の受付を開始しました。

　↑クリックすると拡大表示されます。

「中学校美術Q&A in 金沢」 2013年5月に決定！

「中学校美術Q&A」は今年８月に「 in 北海道」「in 大阪」を開催。来年は「in 岡山」「in 岩手」そしてこの「in 金沢」さらに「in 東京」と１年間で６回の開催になります。当初は２年間で８回と宣言していましたが、それよりも回数は増えることになりそうです。

８月は東京

「中学校美術Q&A」東京で開催します

「図工美術の日」に「中学校美術Q&A」の開催を発表できるのはうれしいです。詳細はこれからです。

「中学校美術Q＆A」について

「中学校美術Q＆A」の北海道、大阪どちらも確かな手応えを感じました。発表者の年齢も様々。その年齢差はおよそ30歳です！
　50代の方々は失敗や反省も語っていただいたり、生まれてはじめてのプレゼンをされたり…。そんなことから「今の私たちよりもっとよい教育をしてください。」って言っているように聞こえました。
　中堅の方々では、授業をどうのように改善してきたかの発表も多かったです。堂々たるものでした。
そして強く感じるのは教師としての学ぶ姿勢。子どもの思いや学びを大切にした教材研究。日本中がこんな授業ならどんなにすごいだろう？！
　また若手の発表も心を打たれました。誠実でひたむきです。でも我流ではなく、地域の先輩教師からどん欲に吸収しての発表です。
　こうした発表が一度にたくさん聞ける会が「中学校美術Q&A」です。一人30分の発表ですからじっり聞かせていただけました。発表されたみなさんに本当に感謝しています。この「中学校美術Q＆A」は２年間で８回の研究会を開催します。残り６回。もしかしたらそれ以上かもしれません。よろしくお願いします。

*この記事は2012年８月１４日に投稿したものです。

次の中学校美術Q&Aをただいま準備中

「中学校美術」はどうなっているのか？新聞で掲載。

「中学校美術Q＆A in 北海道」をきっかけに、北海道新聞に中学校美術を取り巻く現状や課題を取りあげていただけました。
「中学校美術の授業」が激減していること、北海道では免許外で授業をしている教師が4割におよぶこと。さらに中学校の美術の先生が一人もいない自治体があるといこと、こうした実態を各方面に取材しながらデータでも示しています。このようなことが新聞に掲載されたことの意味は大きいです。
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そしてこの記事でありがたいのは、私たち自身が授業改善の努力をしていることをとりあげていただいていること、APAとの「美術授業にカメラ」や「対話による鑑賞（対話による意味生成的な美術鑑賞）」など具体的なことも。
　取材の中では、中学生の作品をご覧いただくなかで子どもの思いに共感いただいたり、美術教育のことにしっかりと耳を傾けていただけました。「中学校美術Q＆A」やってよかったです。

《関連記事》

　☆「Q&A in 北海道」が生み出すもの

「中学校美術Q&A」のAction Plan（案）作品展(３)

　大坂高槻市の中学校美術作品展は作品を通して中学生の存在を示しています。どんな作品展かというと、「高槻市の全中学生約9000人がひとつのテーマをもとに、６ｃｍ四方の画用紙（初回は３ｃｍ四方でしたが、年々大きくなって今のサイズになりました）に作品を作って並べるという共同制作」」です。
　小林大志さんによると、「今年のテーマは、「9124分の1ピース」。学校ごとにテーマカラーが与えられ、その色に合わせて1人1人がパズルのピースに自由に絵を描き込んでいきます。」ということです。
「Q＆Ain 大阪」では、この案をもとに全国で展開してはどうかという案が出されていました。

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第４回「中学校美術 Q&A」は岩手で

　そして　２月の９日（土）１０日（日）は「美術による学び研究会 栃木大会」

　さらに今年9月には「全国高等学校美術、工芸教育研究大会　2014秋田プレ大会」