子どもがたくさん発表する鑑賞の授業 |
正式には「対話による意味生成的な美術鑑賞」と言い、単に、子どもがたくさん発表する鑑賞の授業がよい授業ではないということをポイントとして解説しました。子どもがあまり考えないでとにかく活気があるように見える「ハイ!ハイ!授業」とかは、見かけは一瞬よく見えますけど…

(大学生の感想から)
「画集や教科書を見ると作品に解説が書いてあって、その通りにしか見れなくなってしまったけれど、この方法なら自分から進んで見れました。」
「似たような授業を受けたことがありました。でも、たくさん言ったあと、最後に先生が「実はね…」って解説をしてくれたんですが、じゃ、それまで私たちが言っていたのは何だったの?って、思いました!今回の方法だと、それがなく、楽しく鑑賞できました。」
「鑑賞は楽しいものだと思いました。美術館に行ってみたくなりました。」
「一つの作品でいろいろな見方がができるし、一人一人の思っていることを聞いて、感じ方や考え方は一つではないと気がついた」
山崎は、かつて「感動の押し売りの授業をしていた」こと、はじめて対話による鑑賞をしてうまくいき(ビギナーズラック)自分なりにアレンジして「実はね…」って言っていたことなどにも触れました。
ここで学んだ学生が現場に出て行く時のこと想定すると本当にやりがいを感じます。学生がこれまで受けてきた授業の話も、とても参考になります。